人を愛する際、その愛し方はとても重要なポイントです。
この本を書き終えた時、正直とても驚いていました。 世間に「愛情とは何か」を語っていたのですから。「愛情」と言うとても難しい問題について、本当にこれほど簡単に答えを出してしまって良いものだろうかと思いました。 けれども、蓄積された300万枚の「命盤（めいばん、紫微斗数のホロスコープ）」や自分が答えて来た数多くの回答を見るにつけ、この世界各地から集められたデータは、どこの人でも、同じ命盤を持つ人は、同じ運命を辿っていることが分かりました。ですから、もともとあるべき愛し方と言うのは、実は簡単なことだったのです。確かに因果関係は存在し、性格によって運命が決まるので、紫微斗数の命盤を見ればその答えが分かるのです。
私が考案した「紫微斗数の命盤（主星）四大分類法」では、先ず全ての性格を「陽性」と「陰性」の二種類に分け、更に陽性は開拓型（中国語：開創型、action）と指導型（中国語：領導型、leadership）、陰性は支援型（中国語：支援型、support）と適応型（中国語：合作型、adapt）に分かれます。統計資料によれば、恋愛結婚の相手としては、陽性同士或いは陰性同士で結婚している人は実に８０％以上も占めているのです。

これはまさに驚くべきことです。ここまで大きくなるとは予想もせず６年前に立ち上げた科技紫微網　(www.click108.com.tw) によって、運命は確かに存在するし、またその運命は変えることができることも証明されました。そのカギとなるのはあなた自身の思いであり、それさえあれば、悪魔でも神に変われるのです。そして、生きることは薄氷の上を歩くが如く不安定に感じますが、だからこそ自分の「性格（運命）を知る」こと-知命(ちめい)、そして「運命改造（運命を変える）」をすること-造命(ぞうめい)が重要であり、それはあなたの思い一つで決まるのです。
ダーウィンの進化論によれば、「自然選択と適者生存」として、食物連鎖が挙げられ、弱者は強者のエサになること、また全ての生物には天敵が存在しそれが巡り巡っている、と説明されています。 ところが万能な人間は100万年の進化を経て、食物連鎖の輪から抜け出し、万物の霊長となったのです。そして数々の優れた道具を作り出し、やすやすと食物連鎖の最上階にいられるようになったのです。
けれども、本当に人間には天敵がいないのでしょうか。いいえ、そうではありません。人の天敵は「人」です。なぜなら人は他の人と協力をして初めて競争力を持てることを知っています。それは羊の本能の如く人が集まり、家族や社会、国家を構成します。ところが、人間は自分の競争力が十分に高まると、自分勝手な行動を取り始めます。これは例えば、食物連鎖の最上階にいる虎の本能の如く、我慢して他の人と肩を寄せ合ってまで暖を取ろうとはしないのです。その結果、人同士でくっ付いたり離れたりすることが頻繁に繰り返されるのです。

現代の商業型社会においては、有形無形の競争が更に熾烈になっており、もう農業型社会の時のように日が出れば働き、日が暮れれば休み、王様の権力など自分には関係無いと言う気楽な雰囲気はもう戻っては来ないでしょう。生きることのつらさは、実は物質的なことではなく、目に見えない心の問題に移っているのです。 私のもう一冊の著書「心の読み方」を読むか、私の講義を聞いたことがある人は知っていると思いますが、私はいつも人生の「三大法則」と言うことを言っています。それは、「不公平の法則、競合の法則、性格の食物連鎖の法則」です。この三大法則によって人生では様々なことが起こりますが、これは私が開発した「複数の命盤の統合参照-合参(ごうさん)」と「命盤の確定-定盤(ていばん)」の方法で、あなたの命盤を分析すると、全ての答えが書いてあることが分かるのです。 夫婦の関係はこの三大法則を最も良く表しています。

恋愛感情で結婚生活は続けられますか。 無理でしょう！ 結婚生活で恋愛感情は続けられますか。 無理でしょう！ 自由な恋愛は自由な離婚につながります。現代人のつらさは選択肢があまりにも多いことです。その結果、どのようにして正しい選択をすれば良いか分からなくなっているのです。 もしもあなたの命盤から良い結婚、悪い結婚が見出せれば、間違った選択を減らせるのではないでしょうか。そうすれば無駄な回り道をすることも無くなります。 それこそが私が本書を書いた理由なのです。
全ての命は唯一無二のものです。命盤が違えば、ご縁や恋愛感、好きなタイプやその追いかけ方も異なります。 そんなに紫微斗数が当たるのなら、先に命盤を見てから付き合った方が良いのですか、或いはお付き合いをして結婚することが決まったら命盤を見た方が良いのですかと多くの人から聞かれます。 それに対して私はこう答えます。どちらが良いかも人それぞれです。
私の書いた個別の例を読めば、恐らく皆さんは次のことが分かると思います。開拓型（陽性）の人に対して、あなたの結婚生活は不幸になるでしょう、と言ったらどうなるか。とても怒って「お前は何様だ？」と言うでしょう。虎が出ると分かっていても、その山に登るタイプなのです。信じないどころか、逆に自分の勘に賭けるでしょう。 一方で適応型（陰性）の人の場合、どう見ても幸せな結婚にもかかわらず、自信が持てずいろいろな人に聞いて回ります。そしてその中の一人でも、その結婚は不幸せになる可能性があることをほのめかしただけで、あたかも宝くじに当たったかのように思ってしまいます。

そして、せっかく踏み出そうとしていた足を引っ込めてしまい、最後は、自分はどうしてこんなにもご縁が無いのかと嘆くのです。 ですから最も私の本を読むべきであり、運命改造が一番必要なのは開拓型の人なのですが、この科技紫微網の会員数の比率を見ると、開拓型の会員数は常に適応型の会員数の５分の１です。 ですから、この本を買う開拓型の人数も同様に適応型の５分の１であると予測することができるのです。 （ここで、「未来予測は外れる法則」について説明しましょう。私が上記の予測をすることで、開拓型の行為に変化が生まれます。よって、この本を買う比率は１対５にはならず、１対3.8～4.5になるでしょう。この動きこそが運命の面白さなのです。）
紫微斗数の命盤は世界で最も素晴らしく、最も古くからある行動科学の道具です。 ほんの少しの時間を使って、自分の主星（命盤）をよく見つめ、その性格に合った行動を取ることで、あなたの恋愛は成功し、結婚生活も円満になるはずです。是非、この科技紫微網で自分を見つめてみてはいかがでしょうか。